こんにちは、ひなこ/おうちで働くママライターです。
よくライター界隈で話題になるのが、「ライターとして専門分野をもつべきか?」という話。
結論から言うと、私は最初は「専門分野にこだわったら仕事ないやん」とオールジャンル書いてるうちに、いつの間にか「住宅専門ライター」化していました。
専門ライター化した方が稼げますが、「専門ライター」にこだわるのはナンセンスだと思っています。
専門ライターになるメリット
- 早く書ける
- 受注率アップ
- 自信につながる
一番大きいのは、執筆時間が大幅に短縮できること。
私の場合、「住宅の温熱リフォームについて」なら、3,000字を約2時間で書けます。類似テーマの記事を何度も書いたことがあり、基本知識が頭に入っているからです。(もちろん記事内容は異なるようにしています。)
これが例えば「野球の最新ニュースについて」なら、3,000字書くのに丸1日かかると思います。スポーツにはまったく疎く、「野球のルール」から調べないといけないからです。
そして、新しい案件に応募したときの合格率は確実に上がります。
なぜなら、例えばリフォーム会社さんの案件に応募するときに、「過去実績としてこんなリフォームの記事書いたことありますよ(URLペタッ)」みたいなことができるから。
けっこうクライアント様から「過去執筆記事見て、うちのメディアに合うと思いました!」と言って採用してもらえます。
専門ライターとして実績を積み重ねた結果、あるタイミングからスカウトもぐんと増えました。
「何の専門ライターになれば良いか分からない」
それなら、とりあえずオールジャンルライターで良い。
色んなジャンルで書けそうなもの書いているうちに、ジャンルは絞られてきます。
「私は○○ジャンルの専門ライターになるゾ!」と決めて専門ライターになった方って稀なんじゃないかな。(もちろん資格があるとか、これだってジャンルがあるならそれで良い)
育児、経理、医療、本、キャンプ、ビジネス、住宅、投資、美容、習い事、家事外注、保険、ファッション、エンタメetc…
ビックリするほど脈絡がない!
しかも、どれも特別詳しいわけではない!
でも、
「簿記3級とったから、経理について書ける」
「子供育ててるから、育児系の記事は書ける」
「小説読むのが好きだから、読書について書ける」
どれも今までの人生で何かしら接してきたことです。
仕事がない日には、クラウドワークスやランサーズのライティング案件を全件チェック。
新着準に並べてひとつひとつ見ていって、書けそうなものは全部応募してきました。
(ただし、「文字単価1円以上」というラインは決めて。今は「文字単価2円以上」がライン。)
専門分野の作り方?
今でも暇なときには、案件の全件チェックをしています。
ただ「住宅ライターです」と名言しているわけではないけど、仕事の9割が住宅系なので、たぶん「住宅ライター」なんだと思います。
そもそもなぜ住宅系かと言うと、大学が建築学科だったから。
というと「最初から専門知識があったんじゃん!」と思われるかもしれません。
でも実は、建築学科では落ちこぼれ。建築系の仕事も未経験。「建築コンプレックス」は相当なものでした。
建築学科には「建築ラブ!寝ても覚めても建築!徹夜バッチコイ!」みたいな人ばかり。
風呂にも入らず、研究室にこもって図面ひいてるような人が、ごろごろいるわけです。
私にはそんな情熱はなく、「建築ムリー!」と医療系の就職をしました。
ライターの世界に飛び込んでからも、最初は「専門化するなら医療ライターかなぁ」と思っていました。しかし、医療系の案件は数も少なく、無資格だとなかなか…
書けるものをかたっぱしから書いて、単価の低い仕事、効率の悪い仕事をそぎ落としていくうちに、住宅系の仕事のみが残りました。
「建築の仕事は絶対するもんか」という建築アレルギー状態でしたが、今は楽しく住宅系の記事を書かせてもらっています。なんなら「もしかして私って建築好きだったんじゃ?」というくらい。
自分が「やりたい!」と思ったときの勉強って、楽しいです。
つまり、何が言いたいのよ?
自分の得意分野を考えることは大切。でも、専門ライターにこだわる必要はない。
また、1つのジャンルに固執するより、得意ジャンルをいくつか持っておく方が「潰しがきく」とも思います。
突然ですが、最近「ホリエモンチャンネル」にハマっています。
そこで「長期的な目標を立てるべきか?」という質問がありました。
ホリエモン「(質問者は)長期的な目標があれば、最短距離でそこに行けると思ってる。でも、長期的な目標が立てられないことを分からなきゃいけない。長期的な目標というのは、将来の予測をすること。そんなの変数が多すぎて、解を見つけるのはムリ。それができるなら、大儲けできてる」
たしかに!
行き当たりばったり。
よく言えば、「とにかく目の前のできることを見つけて集中することが大切」ってことなのではないでしょうか。