こんにちは、hinaです。在宅でライターをしています。節税に欠かせないのが、経費の取り扱い。
今回は、「Webライターってどんな費用を経費にできるの?」「家事按分の比率は?」というお話です。
私は自宅で仕事をしているので、家賃や通信費などを家事按分し、仕事で使っている分のみ経費として計上しています。
「家事按分」とは?
自宅兼事務所の家賃など、ある支出がプライベート用と事業用の双方が混ざったものである場合、事業で使用する比率分のみを経費に計上します。これを家事按分(かじあんぶん)といいます。
出典:「freeeヘルプセンター」
「どんな項目をどのくらいの比率で経費としたか?」参考までに見て頂ければと思います。
- 在宅ワーク・ライター1年目の方
- 経費を増やして節税対策したい方
- 具体的な家事按分の比率や計算方法を知りたい方
事業内容や家族構成について
- 業種:ライター
- 仕事時間:8時間×週5日
- 自宅全体:3DK(56㎡)
仕事部屋:2.5m×3.5m=8.75㎡ - 家族構成: 私、夫(会社員)、子2人
在宅ライターの経費1|地代家賃・火災保険料
自宅で仕事をしているので、家賃や火災保険料の一部を経費化できます。
家事按分比率の計算方法
- 使用面積から計算
- 使用時間から計算
私の場合、3DKのうち1室を完全に仕事部屋としているので、「①使用面積から計算」しています。
家賃・火災保険料の家事按分比率は16%
- 自宅全体:56㎡
- 仕事部屋:2.5m×3.5m=8.75㎡
計算式:8.75㎡÷56㎡=0.15625・・・按分比率16%としました。
家賃は毎月65,000円×16%=10,400円を「地代家賃」として計上。火災保険も同じ計算方法で毎月1,000円×16%=160円を「損害保険料>火災保険料」として計上します。
在宅ライターの経費2|電気代
パソコンやスマホ、モニター、照明などの電気代も、仕事に使った分だけ経費計上します。 (水道・ガス代は仕事では使わないので、経費にはなりません。 )
家事按分比率の計算方法
- 使用面積から計算
- 業務時間から計算
- コンセントの数から計算
一人暮らしの場合は②が簡単ですが、私は家族と同居のため「①使用面積から計算」しました。
電気代の家事按分比率は16%
計算方法は、家賃の按分比率と同じです。
- 自宅全体:56㎡
- 仕事部屋:2.5m×3.5m=8.75㎡
計算式:8.75㎡÷56㎡=0.15625・・・按分比率16%としました。
電気代は月10,000円程度なので、毎月10,000円×16%=1,600円くらいを「 水道光熱費 」として計上することになりますね。
在宅ライターの経費3|インターネット利用料
仕事はパソコン上でのやりとりがメインなので、月々かかるインターネットの料金も経費とします。
勘定科目「通信費」に補助科目「インターネット利用料」を追加しました。
家事按分比率の計算方法
インターネットは夫と二人で使用しています。
そのため、「1週間の使用時間」で按分比率を決めました。
インターネット利用料の家事按分比率は74%
- 仕事:8時間×5日=40時間
- プライベート:1時間×7日×2人分=14時間
計算式:40時間÷(40時間+14時間)=0.7407・・・按分比率74%としました。
インターネットの利用料は月2,000円程度なので、2,000円×74%=1,480円くらいを「通信費>インターネット利用料」として毎月計上することになります。
在宅ライターの経費4|スマートフォン利用料
個人用のスマホを仕事でも使っているため、こちらも家事按分して経費として計上します。
勘定科目「通信費」に補助科目「スマートフォン利用料」を追加しました。
家事按分比率の計算方法
仕事とプライベート、それぞれの使用時間で計算します。
スマートフォン利用料の家事按分比率は50%
- 仕事:2時間×5日=10時間
- プライベート:1時間×平日5日+2.5時間×週末2日=10時間
計算式:10時間÷(10時間+10時間)=0.5・・・按分比率は50%とします。
格安スマホの利用料は月2,000円程度なので、2,000円×50%=1,000円程度を毎月計上することになりますね。
合計・・・毎月約15,000円の経費に!
- 地代家賃:65,000円×16%=10,400円
- 火災保険:1,000円×16%=160円
- 電気代:10,000円×16%=1,600円
- インターネット利用料:2,000円×74%=1,480円
- スマホ利用料:2,000円×50%=1,000円
合計:14,640円
電気代などは変動するので正確には分かりませんが、だいたい毎月15,000円位の経費を計上できることが分かりました。
Webライターは経費化できるものが少ないと言われていますが、固定費だけでも1年で約18万円分とかなり大きいです。
他にも、パソコンやデスク、スマホ、本棚、キーボード・・・など作業環境を整える費用は、ほとんど経費にしています。