前回の確定申告のとき「来年の自分のために…」と確定申告前の最終チェックでやったことを記事にまとめておきました。
これが非常に役に立ち、今回の確定申告もスムーズに終わりそうです。
しかし、最終的な申告書の作成~申告までが詳しくまとめられていなかったので、今年はその先の部分についてまとめておきます。(最終チェックがまだの方は↑の記事をどうぞ)
※あくまでも私なりの手順で、専門家でもなんでもないので、間違っているところもあるかもしれません。参考までに留めてくださいね。
確定申告書を作成する
すべての仕訳・預金残高や売掛金残高の確認などが終わったら、確定申告書を入力します。
「決算・申告>確定申告書」をクリック。
こちらの画面から、必要事項を入力していきます。
申告情報
提出方法:今回は「スマホで電子申告」をチェック
申告内容:「事業収入や不動産貸付による収入について申告」をチェック
申告区分と作成する決算書:そのまま(青色申告・一般用の決算書)
青色申告特別控除:「65万円」を選択
申告の種類等:該当事項なし
こちらの情報で保存
基本情報
氏名・住所等:入力
配偶者、家族や親族、依頼税理士等:未入力
還付先口座等:入力
青色申告決算書
自宅兼事務所の家賃を経費として計上しているので、「地代家賃の内訳」の欄を記入します。
不動産を契約したときにもらった「重要事項説明書」を見ながら埋めました。
源泉徴収税額を入力
これは去年も今年も入力を忘れるところだったので、来年もきちんと入力するよう注意したい項目!
「申告書>収入・所得>事業(営業等)」から源泉徴収された金額を入力します。
所得から控除される項目を入力(保険料・ふるさと納税など)
こちらの入力に少し手こずりました。
社会保険料控除
1件目:国民健康保険
夫の扶養から抜けて、私一人で国民健康保険に加入しています。
確定申告で保険料の控除が受けられるので(家族の分を支払っていればそのぶんも控除だそう)、支払った金額を調べて記入します。
書類の添付は不要ですが、6月に届いていた「国民健康保険料納入通知書」と銀行の明細をもとに、1年間で支払った金額を計算しました。
~あわせてやっておくと良さそうなこと~
- 地方銀行の明細をインターネットからダウンロード
- 支払った金額をスプレッドシートにまとめておく
2021年は自治体国保→文美国保への切り替えを行なったので、そちらの記入も。文美は1月に保険料の納付証明書のハガキが送られてきました。
2件目:国民年金
こちらは10月頃に日本年金機構から届いた「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」というハガキで、金額が確認できました。
毎年届くようなので、無くさずに保管しておかねば…。
小規模企業共済等掛金控除
1件目:独立行政法人中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金
個人事業主の退職金といわれている小規模企業共済に加入しているので、1年間の掛金のトータルを記入しました。
10月に「控除証明書」は届いていたのですが、今年は途中で掛金額変更・来年分の前納をしたため中小機構のコールセンターに電話して金額を確認しました。
2件目:企業型年金・個人型年金加入者掛金
iDeCo(イデコ)に加入しているので、そちらの掛金も記入します。
1月の頭に昨年1~12月までの掛金状況が書面で郵送されてきたので、そちらで金額確認しました。
これもきちんと保管…ですね。
寄付金控除
1件目:都道府県・市区町村(ふるさと納税など)
ふるさと納税の情報を記入します。納税先から「寄付金受領証明書」が送られてくるので、そちらを保管していました。
完成した確定申告書を確認する
- 売上高や所得金額はあっているか?
- 社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除・基礎控除・寄付金控除はあっているか?
- 源泉徴収税額はあっているか?
- 青色申告特別控除額は65万円になっているか?
- 納める税金は多すぎ・少なすぎないか?
スマホで電子申告する
今回はスマホで電子申告することにしました。詳しい手順はこちらで見られます。
昨年はe-Tax申告(利用者識別番号方式)しましたが、スマホの方が100倍カンタンでした。もしお手持ちのスマホがマイナンバーカードの読み取りに対応しているようなら、スマホで申告がおすすめです。
【追記】2021年はICカードリーダーを購入してパソコンで申告しました。こちらもとても簡単でした。詳しい手順はこちらがわかりやすかったです。
利用者識別者番号など入力するだけ。確定申告の時期に届いたハガキに載っていました。
電子申告の作業は5分くらいで終わりました。簡単!
あとは「決算・申告>次年度繰越」で、今年度の帳簿付けへ移行するだけです。