今年ももう2月。確定申告の準備は早めに終わらせたいものです。昨年もやったはずの期末処理ですが、何をしたら良いかサッパリ忘れてしまい、また一から調べるはめになりました。来年の確定申告では、この記事を読めばスムーズに進むよう、1~2月頃にやるべきことをまとめておきます。
預金残高と「現金出納帳」の金額を確認
「通帳の12/31時点の残高」と「現金出納帳の12/31時点の残高」が同額かどうか確認。登録口座すべてでおこないます。
今回は不一致だったので、楽天銀行の取引明細証明書(1/1~12/31分)をネットでダウンロードして、どこでズレが生じたかを確認。1件の仕訳漏れが発覚しました。
- 各事業用口座の取引明細書をダウンロード(PDF・CVS形式)→印刷
※ネット銀行は数年分しかさかのぼれないため、毎年きちんと手元に保存しておく
源泉徴収額の確認
会計帳簿>補助元帳で「事業主貸>源泉徴収税」を検索。取引先からの支払調書(1月末頃送ってきた)・クラウドソーシングサイトのページの源泉徴収額と一致しているかチェック。
ランサーズは「源泉徴収一覧ページ」、 クラウドワークスは「報酬>出金済み報酬」 から確認できました。直接取引先は、1枚ずつ請求書を確認しました。
- 源泉徴収額はCSV形式でエクスポートして、エクセルで取引先ごとにリスト化して保存
- 直接取引は確認が面倒なので、処理が楽なランサーズの取引を増やしたい
経費がきちんと処理されているか確認
毎月かかる経費がきちんと処理されているか、「会計帳簿>補助元帳」で確認しました。(下表の項目について確認)
勘定科目 | 補助科目 |
水道光熱費 | 電気料金 |
損害保険料 | 火災保険料 |
通信費 | インターネット利用料 |
スマートフォン利用料 | |
地代家賃 |
家事按分処理の確認
家賃・火災保険・電気料金・スマホ・ネットの家事按分処理をしました。按分比率はすでに決めてあるので、「決算・申告>家事按分」画面の「一括仕分登録」ボタンを押すだけです。
売掛金残高の確認
「会計帳簿>残高試算表」で売掛金の期末残高を確認します。極端に多い/少ない項目はないかチェック。
「あれなんか違うかも?」と思ったら、「会計帳簿>補助元帳」で借方・貸方・残高を確認します。今年は一部、「売掛金」「売上金」の記帳ミスで売掛金がきちんと消し込めていませんでした。間違いがあれば仕訳帳から修正します。
- ランサーズ・クラウドワークス・ASPなどの報酬ページをスクショ保存
確定申告書の入力
確認が済んだら、いよいよ確定申告書の作成です。「決算・申告>確定申告書」から必要事項を入力します。
- 基本事項:一通り入力
- 収入・所得:源泉徴収税額の入力を忘れずに!
- 所得から差し引かれる金額:小規模企業共済等掛金控除など入力
- 税金の計算:今年は該当項目なし
- 決算書入力(一般用):地代家賃の内訳(賃貸借契約書を見て入力)
ここまでできたら、いよいよ申告!
これで確定申告書・青色申告決算書は完成。ちなみに今年はぼちぼち進めながら、2月末に作業を終了しました。
意外と経費が多く、支払う税金は少なくて済みそう。よかった!
あとは、e-Taxで確定申告します。つづきはこちらの記事にまとめました。